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ドイツの大学入試は10歳児から始まる

日本では誰でも大学入試を受け、合格すれば大学に通うことができます。
しかし、ドイツの場合には大学に進学するかしないかによって、小学生から進路を決めるのが一般的です。
ドイツの州によってある程度差はありますが、小学4年生で進路を決めて大学進学をしない人向けのセクンダーシューレか、大学に行く人向けの学校であるギムナシウムに行くかを決めます。
セクンダーシューレに行った場合、10年生で卒業となっているため、卒業後の進路は仕事に就くか、専門学校に行って手に職をつけるか、あるいはギムナシウムに編入するかを選ぶ形が一般的です。
大学に行くためにはギムナシウムに行くしかありません。
そのため、ギムナシウムに行ってアビトゥーアと呼ばれる大学入試資格試験に合格しなければなりません。
ただし、このアビトゥーアは、一度合格すると生涯有効の精度となっており、高校卒業してから働いて大学に入学する人や、アルバイトをして学費を貯めて通う人など、多数の人が存在しています。
勉強をしたいときいつでも勉強ができるようになっているのが、ドイツのいいところです。
大学で何を学んできたのかによって、仕事への影響が大幅に異なるため、ドイツと日本の違いは大きいといえるでしょう。

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